『ワープする宇宙』|松岡正剛に導かれて読んだ本
宇宙論は趣味レベルで好きだが,宇宙論に関する本は専門書から一般書まで非常に多く,どの本を読むのか決めかねる。
選書にあたっては,誰かの導きがあるとありがたい。
リサ・ランドールの『ワープする宇宙』(NHK出版)を手にしたきっかけは,松岡正剛の導きによるものだ。
我々が住むこの宇宙は,上下・左右・前後を示す空間の3次元に時間を加えた4次元でできているというのが従来の考え方だが,その他にも余剰の次元がある,という説が提案されている。リサ・ランドールはその説を提唱している科学者の一人である。
本書のあらすじはAIたちに任せることとして,老生の手元にあるこの本の見開きには松岡正剛の添え書きとサインがある。
宇宙論は空気が澄み切った冬の夜にふさわしいのかもしれない。
セイゴオの訃報は21日に耳にした。巨星墜つ。
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