『アンデス、ふたりぼっち』を観てきた
先日,YCAMで『アンデス、ふたりぼっち』を見てきた。
標高5000メートルの高地に暮らす老夫婦の話。
美しくも荒涼たる景色の中で,アイマラ人の老夫婦はリャマと犬と羊数匹とともに暮らしている。
街に出稼ぎに行った息子はもう何年も帰ってこない。
ペルーの小津映画とも称されているらしいが,自然が過酷過ぎて終末的世界観。どちらかというとタル・ベーラ『ニーチェの馬』を思い起こさせる。
近隣の村までマッチを買いに行こうとするだけで大変な旅になる。自然と調和して生きようとすれば,体力勝負。
年取ってからこういう映画をみると,自らの行く末を考えながら見てしまう。
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