地今坊?ジーコンボ?
今や消えてしまった地名であるが,宇部の小羽山のあたりは,団地が開発される前は「地今坊(ジコンボウ)」と呼ばれていた。
そのことを示す文献がなかなか見当たらないのだが,『平凡社「日本歴史地名体系」特別付録 輯製二十万分一図復刻版 山口県全図』には出ている:
赤で囲った部分,右から読むのだが,「地今坊」と書かれている。「地」の字が潰れてしまって読みにくいが…。
ところで,「ジコンボウ」という呼び名でふと思い出したのが,山口県の日本海側の離島,見島にある「ジーコンボ古墳群」のことである。
「ジーコンボ」の語源として5つの説があるらしい(参考)。その説のうちのどれか一つと宇部の「地今坊」の間に共通点があれば面白いと妄想する次第。
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