濱田庄司記念益子参考館に行ってきた
先日から民藝づいている。
今回は陶芸の町として知られる栃木県芳賀郡益子町の「濱田庄司記念益子参考館」を訪問。
人間国宝ともなった陶芸家・濱田庄司は,柳宗悦,河井寛次郎,バーナード・リーチらとともに民藝運動の中心人物であった。
民芸品の収集家としても知られ,「自分が負けた」(つまり素晴らしい価値がある)と感じた世界各地の民芸品を収集し,創作活動の糧とした。
この「参考館」を構成する建築物群もまた濱田庄司の収集物である。収蔵品とともに鑑賞するべきものである。
↑2号館,3号館は大谷石で作られた蔵。もとは肥料庫であった。
↑その内部で濱田庄司の収集物が展示されている。
↑参考館に関する説明。
↑収集物の一つ,イヌイットの彫刻,フクロウ。
↑収集物とともに展示されている濱田庄司作品,琉球窯赤絵花瓶。
↑4号館(上ん台)。これは濱田庄司最大の収集物である。旧名主の家屋を移設したもの。
↑4号館内部。
↑囲炉裏とその周りの収集物。
↑山形の民芸品,羽広鉄瓶。
広大な敷地に,素晴らしい建物とコレクションが揃っているのに,あまり観光客がいなくてもったいない感じがする。
いま,東京国立近代美術館で「民藝の100年」展が開催されているわけだが,そこのコレクションに負けないぐらいの展示物が揃っている。
読者各位も機会があれば,濱田庄司という人の眼を通して選ばれた,クオリティの高い品々を直接ご覧いただきたいと思う。
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