新刊発売,再放送,エルビス・コステロが着目・・・と,映像研の快進撃は続く
先月発売された大童澄瞳先生の『映像研には手を出すな!』第6巻。今頃になってようやく入手して読み終えたところ。
10月24日からは再放送が始まっているし,先日(10月31日),英ガーディアン紙の文化欄でエルビス・コステロにアニメ版が紹介されるなど,日本で,海外で快進撃が続いている:
参照:"On my radar: Elvis Costello’s cultural highlights" (the guardian, 31 Oct. 2021)
ガーディアン紙の記事によれば,英題は直訳。"Keep Your Hands Off Eizouken!"となっている。
エルビス・コステロは同記事でアニメ版について,
"The series in total is a tutorial about every component of film production, from storyboard to sound design. It also has a very cool theme song."
と言っているが,ほとんど激賞でしょう,これは。
第6巻では7色の声を操る小悪党・桜田氏(中等部)が登場するが,原作者ないし脚本家になるのではないかという期待を持たせてくれる。
それにしても登場人物たちがいわゆる女の子言葉を一切喋らないのが良い。性別も肌の色も関係なく,ひたすら才覚だけで道が切り開かれていく。世界中に受け入れられやすい物語だと思う。
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