BahasaとかPhaasaaの話
「インドネシア語」や「マレー語」という言葉は,それぞれインドネシア語やマレー語で
Bahasa Indonesia
Bahasa Melayu
と書く。「タイ語」や「ラオ語」という言葉は,それぞれタイ語やラオ語で
ภาษาไทย (Phasa Thai)
ພາສາລາວ (Phaasaa Law)
と書く。
"Bahasa"と"Phaasaa"はそれぞれ「言語」を意味するわけだが,発音が似ている。
ネワール語(ネパール語ではなくてネワール族の言葉)もまた,
नेपाल भाषा (Nepāl Bhāsā)
と書く。
ネパール語の姉妹言語であるヒンディー語でも"भाषा"は「言語」の意味である。
ひょっとして,と思って,サンスクリット語を調べてみたら,Language = "bhāṣā"だった。
東南アジアはインド文明の影響を強く受けているので,おそらく,"bahasa"も"ภาษา"も"ພາສາ"も"भाषा"もサンスクリット語の"bhāṣā"に由来するのだろうと思う。
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