『三体 Ⅲ 死神永生』を入手
ついに『三体 Ⅲ』が出たということで、急いで買ってきた。またこれで睡眠時間が削られてしまう。
第一部の冒頭が、なんと1453年のコンスタンチノープル陥落から始まるというあたり、『三体』が文化大革命によって開幕した以上の衝撃がある。
そして今回もSFファンならではギミックがあちこちに散らばっている。だって「わが赴くは星の群れ」計画ですよ。アルフレッド・ベスター。一瞬、また銀河英雄伝説ネタかと思ったけどそれは「わが征くは星の大海」でした。どうでもいいけど、『三体』シリーズの登場人物たちの描写に銀河英雄伝説の風味を感じるのは気のせいでしょうか。
「わが赴くは星の群れ」計画、略して星群計画もいいけど、もっと大事なのが「階梯計画」。「面壁計画」の裏側でこんな計画が進められていたとは知らなかった(当たり前)。ページをめくる手を誰かに止めて欲しい。
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