阿知須で「ひなもん」を見る
阿知須の旧中川家住宅「いぐらの館」で「ひなもん」つまり「吊るし雛」を展示しているので見に行った。
中川家とは江戸後期から明治にかけて廻船業で栄えた家で,海鼠壁の立派な邸宅である。
「いぐらの館」に入るや否や,視野全体に広がる「ひなもん」に圧倒される。
飾りの一つ一つが良くできている。
↑阿知須から見て山口湾をはさんで対岸にある秋穂は車海老の産地であることを思い出させる。
↑犬の人形は出産・子育てのお守りでもある。
↑これも犬なのだが,うちのオリセちゃんを思わせる顔立ちなので撮影。
↑6,7センチ角の重箱に詰められたミニチュアの寿司。よくできている。
阿知須は廻船業が盛んで,江戸時代の初期には既に16隻,後期には60隻の廻船があったという。防火のため,江戸後期からは居蔵(いぐら)造の建物が建ち始め,大正初期には漆喰塗りの白壁が連続する街並みが形成された。
↑すぐそばの井関川には,沖見灯籠が立っており,海運が盛んだった往時をしのばせる。
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