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2020.05.05

家で映画を『デトロイト』とか『ウィンド・リバー』とか

コロナ禍対応の巣籠り中ということで,家人が録画しておいた映画を見ている。

一昨日はキャスリン・ビグロー監督『デトロイト』(2017)を観た。1967年のデトロイト暴動中に発生したアルジェ・モーテル事件(白人警官らによってモーテルの客数名が暴行され,黒人3人が殺害された)に迫った作品。

重い内容でカタルシスがないのでモヤモヤする。事件当日の様子をもっとコンパクトにし,法廷での対決をもっと長く撮った方がいいのではないかと思ったが……。

終始冷静な黒人警備員メルヴィンを演じるジョン・ボイエガが良い。この人はアメリカ人ではなくてブリティッシュ・ナイジェリアン。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のストームトルーパー脱走兵フィン役でも知られる。

 

ちょっと前に観たのはテイラー・シェリダン『ウィンド・リバー

ワイオミング州ウインド・リバー・インディアン居留地。雪原のど真ん中で見つかったネイティブ・アメリカンの少女の死体を巡るミステリー。

新米FBI捜査官に協力する野生生物局の職員,コリー・ランバートを演じるジェレミー・レナ―が渋くてカッコいい。

ネイティブ・アメリカンに対する理解があり,過酷な自然の中で生きる術を体得している。そして何よりも優秀なハンター。彼の語る言葉の一つ一つが深い洞察に裏付けられている。

気温マイナス30℃で呼吸すると肺が凍って破裂して死ぬので要注意。

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