『犬を飼う そして…猫を飼う』を読む
前から書店の棚にあるのを知っていたが,購入するのをわざと避けていたコミックスがある。
谷口ジロー『犬を飼う そして…猫を飼う』(小学館,2018年)である。
表紙や帯から,本書が扱っているテーマを察することができた。
おこまを飼っている間はそのことを想像するだに恐ろしくて手を出せなかった。
おこまが逝去して後,ようやく手にした。
もっと早くに読んでおけばよかったかもしれないと思うと同時に,今読むのが時宜にかなっているとも思う。
先日紹介した,平出隆『猫の客』もそうだったが,実に心に沁みる本だ。
愛犬タム(=サスケ)の看取り,愛猫ボロの出産・子育て。
著者も書いているが,「飼う」というよりは「一緒に暮らす」というのが本当のことだと思う。
最近ではペットではなくコンパニオン・アニマルと言う。
そして画力。さすが谷口ジロー,犬や猫の毛並み,肉感,よく描いている。
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