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2019.06.24

第20回紙屋町シャレオ古本まつりに行ってきた件

広島に行ってきた。

いつも訪ねる古書肆「アカデミイ書房」に今回も立ち寄り,スーザン・ソンタグ『隠喩としての病い』とかフリチョフ・カプラ『タオ自然学』とか,読もうと思っていたけど読んでいない本が手ごろな値段で出ていたので購入。

頁をめくって初めて原題を知ったのだが,『隠喩としての病』は"Illness as methaphor"で原題通りなのに対し,『タオ自然学』は"The tao of physics"で直訳すれば「物理学のタオ」だった。「物理学のタオ」よりも「タオ自然学」の方がインパクトがあるので,この意訳の方が正解かもしれない。

レジで支払いを済ませたところ,紙屋町のシャレオで古本まつりをやっているというのを聞いたので,そちらにも顔を出すことにした。

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すると,古本まつりには「アカデミイ書房」はもちろんのこと,山陽小野田市の古書店「雨と夢の本屋」が出店していた。

「アカデミイ書房」のコーナーでは『インド宇宙誌』を,「雨と夢の本屋」のコーナーでは和田健ほか『山口吉敷歴史物語 : 椹野川周辺今むかし』(瀬戸内物産出版部)を購入。

『インド宇宙誌』といっても天文学の話ではないというのは読者諸氏も予想していることと思う。仏教やヒンズー教の中の世界観が紹介されているはなし。インド人は数字好き。そしてスケールがとてつもなく大きい。

『山口吉敷歴史物語 : 椹野川周辺今むかし』 は椹野川河口/山口湾に面した土地の歴史をまとめた書籍である。住んでいても知らないことが多いので興味深い。「雨と夢の本屋」のコーナーは山口県の郷土史の文献が充実していてとても良かった。

というわけで,一日で合計4冊も買ってしまった。財布のことよりも家の床のことが心配である。

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