井筒俊彦『コスモスとアンチコスモス』を読む
井筒俊彦『コスモスとアンチコスモス: 東洋哲学のために』(岩波文庫)所収の講演記録「イスマイル派『暗殺団』」を読んだところである。
100ページ足らずの文章であるが,シーア派の成立からイスマイル派の発生に至る歴史がわかりやすく書かれている。また,シーア派とスンニー派がなぜ相容れないのか,スンニー派にとってイスマイル派の思想がいかに恐るべきものなのかという理由が明確にわかる。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 紀蔚然『台北プライベートアイ』を読む(2024.09.20)
- 『ワープする宇宙』|松岡正剛に導かれて読んだ本(2024.08.23)
- Azureの勉強をする本(2024.07.11)
- 『<学知史>から近現代を問い直す』所収の「オカルト史研究」を読む(2024.05.23)
- トマス・リード『人間の知的能力に関する試論』を読む(2024.05.22)
コメント