金沢の古地図あれこれ
先日来,加賀藩小幡氏のことをいろいろ書いているが,小幡氏研究で非常に役立つのが古地図である。
金沢は「延宝年間金沢城下図」をはじめ,古地図の充実した城下町であり,江戸初期から明治初年まで,加賀藩士たちの住まいの変遷を辿ることができる。
金沢の古地図の入門書としては,本康宏史編著『古地図で楽しむ金沢』 (風媒社・爽BOOKS)がある。今回の金沢旅行中,当地の有力書店である宇都宮書店・香林坊店で購入した。
そして同書店ではさらに重要な資料,『金沢市史 資料編18 絵図・地図』(金沢市刊,税込み7200円)も購入。金沢市史シリーズの中で最も人気が高く,長らく品切れになっていたものが増刷されたのである(参考)。
この刊のすごいのは,A0判1枚の「寛文7年金沢図」やA0判2枚の「延宝年間金沢城下図」が収録されていることである。
これらの古地図のすごさは地図を床に広げてみて初めて実感できる。 スマホやタブレットPCの画面なんかでは無理。
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