週刊誌,印刷部数栄枯盛衰
一般社団法人 日本雑誌協会が公表している印刷証明付発行部数のデータを見ている。
印刷部数≠販売部数だが,売れ行きが悪ければ印刷部数も減るわけで,それぞれの雑誌の売れ行きが推定できる。
週刊誌の2008年第2四半期(2Q: 4月~6月),2013年第2四半期,2018年第2四半期の印刷証明付発行部数データをグラフ化してみたのだが,このグラフからは各誌の栄枯盛衰が見えてくる。
どの雑誌も,年々印刷部数の減少が続いているのだが,AERA,週刊朝日,週刊プレイボーイ,週刊大衆はこの10年間で印刷部数が半分以下になってしまった。SPA!の2018年2Qの印刷部数は,かろうじて2008年2Qの49%減に留まっている。
週刊現代と週刊文春は良く健闘している。10年間で20%しか部数を減らしていない。これらに次いで健闘しているのが週刊ポストだ。10年間で30%減。
週刊文春と並ぶ週刊誌界の雄,週刊新潮が苦戦している。10年間で41%減だ。この勢いだと,まもなく週刊現代に敗れる。
このグラフの下の方に読売ウィークリーというのがちらりと見えるが,これは2008年12月に休刊した。あらたにNewsweek日本版が統計データとして登場しているが,これも大苦戦中だ。5年間で3分の2に落ち込んでいる。
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