リサーチメソドロジー
リサーチメソドロジー,つまり研究方法論というものを教えなくてはいけなくなったので,それに関する資料をまとめているところである。
単に研究方法(テクニック)を教えるだけでなく,そもそも研究とは何か,なぜ研究をする必要があるのか,ということも含めて教える必要がある。
ここで,参考にしているのが立場の違う2つの書籍である。
ひとつは,職業研究者を育てようという意図がある書籍,Ranjit Kumarによる"Research Methodology: A Step-by-Step Guide for Beginners" (SAGE, 2014)である。
人文社会科学系の研究初心者向けの書籍だが,理工系の研究者にとっても参考になることが多い。
そしてもう一つが,アマチュア研究者を応援しようという意図がある書籍,板倉・塚本・宮地による『たのしい知の技術』(仮説社,2001年)である。
アマチュアでもやり方次第で職業研究者なみの成果が得られる方法を伝えている。また,アマチュア研究の醍醐味として「究極の知的エンターテイメント」であることを伝えている。
残念ながら,『たのしい知の技術』は現在,品切れ。
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