« 多田等観『チベット』を読む | トップページ | タゴール『ギタンジャリ』を紐解く »

2018.07.05

麒麟がケンカすると日食が起き,鯨が死ぬと彗星が現れる?

先日,『群書治要』の紹介をして以来(参照),「中国哲学書電子化計画」に収められた古典を拾い読みすることが日課となっている。

宋の太宗が毎晩3巻ずつ読んでいたという,宋代初期の類書『太平御覧』の「天部七・妖星」の章を読んでいたところ,

『春秋考異郵』曰く,鯨魚死して彗星出づ

という面白い話が出ていた。鯨が死ぬと彗星が出るのだそうだ。

『春秋考異郵』という書物は知らないが,『淮南子』「天文訓」にも同じ話が出ていた:

麒麟闘而日月食,鯨魚死而彗星出,蠶珥絲而商弦絶,賁星墜而勃海決。

「麒麟が闘うと日食や月食が起こり,鯨が死ぬと彗星が出現し,蚕が糸をはくと弦が切れ,流星が落ちると大海が溢れる」ということである。陰陽に関するたとえ話,つまり天界での動きと地上の動きはリンクしているよ,という話なのだろうが,あるいはこういう言い伝えが中国のどこかにあったのだろうか?

|

« 多田等観『チベット』を読む | トップページ | タゴール『ギタンジャリ』を紐解く »

中国」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44485/66903294

この記事へのトラックバック一覧です: 麒麟がケンカすると日食が起き,鯨が死ぬと彗星が現れる?:

« 多田等観『チベット』を読む | トップページ | タゴール『ギタンジャリ』を紐解く »