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2018.06.27

是枝裕和監督『万引き家族』観た

普段は単館上映タイプの映画ばかり見ているが,今回ばかりはあまりの評判の高さに,普通のシネコンに普通に見に行ったわけである。

ストーリー紹介は省略するが,キーワードは「スイミー」(レオ・レオーニの)。小さな魚は集まって,世間様という大きな魚に対抗せにゃいかんのです。

現代日本らしい問題の数々を限られた時間内に上手くまとめ上げた是枝監督の技量もすごいし,役者たちの演技力たるや手放しでほめざるを得ない。

リリー・フランキー,安藤サクラ,樹木希林なんか,ドキュメンタリーに出てくる一般の人かと思うリアリティ。

肉体,表情,しゃべり方のリアリティ。

樹木希林は入れ歯外しているし,安藤サクラも『百円の恋』(参照)の時と同様,体張っておられる。

リリー・フランキー,『洞窟おじさん』の時もすごかったが,今回もその延長上にいる。体が仕上がっている。せりふ回しが田中邦衛っぽかったのが少しやりすぎかもしれないが。

安藤サクラとリリーはもはや日本を代表する名俳優といって過言ではない。

子役の城桧吏(じょうかいり)君は上手すぎる。『誰も知らない』(2004年)の柳楽優弥を彷彿とさせる。どちらもスターダストプロモーション所属。末恐ろしい。佐々木みゆちゃんも今後ブレークします。きっと。

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