ヨルゴス・ランティモス『聖なる鹿殺し: the KILLING of a SACRED DEER』観てきた
YCAMでヨルゴス・ランティモス監督『聖なる鹿殺し: the KILLING of a SACRED DEER』(2017年,アイルランド,イギリス)を観てきた。
今まで観た映画の中で最も怖い部類に入るサイコ・スリラー。
とにかく,怖い怖い。バリー・コーガン怖い。観終わって茫然。
心臓外科医スティーブン(コリン・ファレル)が,父のいない少年・マーティン(バリー・コーガン)を家に招いたところから,スティーブン一家が悲劇に見舞われる。子供たちは歩けなくなり,スティーブンも妻アナ(ニコル・キッドマン)も精神を病んでいく。
全編にわたって,劇伴(映画音楽)が効果的。不気味な劇伴とともに,登場人物たちも観客も心理的に追い詰められていく。この映画,第70回カンヌ国際映画祭・脚本賞を受賞しているのだが,カンヌにもアカデミー賞のように音響編集賞があったら,それも受賞したことだろう。
あと,キッコ(by 秋本鉄次)ことニコル・キッドマンの鍛えぬいた背中と腹筋が見事。
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