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2018.05.25

柴山守『地域情報マッピングからよむ東南アジア』

GISを利用した東南アジア地域研究の実例でも勉強しようと思って,柴山守『地域情報マッピングからよむ東南アジア』という本を手に取ってみた。

そうしたら,豈図(あにはか)らんや,本書の最初の三分の一ほどは,タイ語ワープロ開発史の話だった。タイ文字フォントや入力方式の開発秘話,仏典の用語索引作成などの偉業が語られている。

だが,小生が求めているのはそこじゃない。

地図上に人やモノの動きをマッピングするGISらしいお話は,残り三分の二に登場する。

「第2章 上座仏教寺院と僧侶の<うごき>」,「第3章 海域アジアにみるものの<うごき>」,「第4章 ハノイ都市化の<うごき>をよむ」といった各章に小生が求めてきた研究の実例が紹介されていた。

建築学あるいは都市計画の専門家にとっては第4章が興味深いことだろう。

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