Wright編"History of Neapl"のこと
神保町に行ったついでに,洋古書専門の北沢書店でDaniel Wright "History of Nepal"を購入したことは既に書いた。
ダニエル・ライト (Daniel Wright)は編者であり,第1部"Introductory Sketch (導入的素描)"を書いている。第2部から"History of Nepal"が始まるが,これはインド総督官邸付ミール・ムンシ(秘書官長)のシュー・シュンカー・シンとネパール人のパンディット・シュリー・グナナンドによって訳された"Vansavali"という史書を訳したものである。
この本は探せばインターネットで全文を読むことができるが,本気で読もうと思えば,手元に一冊あった方がいい。
この本,もともとはケンブリッジ大学出版から1877年に出版されたものである。しかし長らく品切れとなり,研究者たちからは再版が望まれていた。そこで,82年目にして,インド・カルカッタのスシル・グプタ社からリプリントが出た。このリプリントを入手したというわけである。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 小池正就『中国のデジタルイノベーション』を読む(2025.01.06)
- 紀蔚然『台北プライベートアイ』を読む(2024.09.20)
- 『ワープする宇宙』|松岡正剛に導かれて読んだ本(2024.08.23)
- Azureの勉強をする本(2024.07.11)
- 『<学知史>から近現代を問い直す』所収の「オカルト史研究」を読む(2024.05.23)
コメント