猫はしゃべる
うちのおこま嬢のことだが,たまに猫語とも人語ともつかないことをしゃべることがある。
酒場詩人・吉田類も『酒場詩人の流儀』(2014年,中公新書)の中で同じようなことを言っていた。
吉田類のファンならご存知だと思うが,この詩人はかつて「からし」という名の牡猫を飼っていた。
吉田類が,からし君に向かい,「一回きりでいいから人の言葉でしゃべっておくれ。神様には内緒だからね」と問いかけると,からし君は「にゃもらみにゃらむにゃ」と答えたとか。
これは,『酒場詩人の流儀』所収の「愛,見~つけた」(39~40ページ)と「内緒の話」(138~140ページ)という2編のエッセーに書かれている話である。
猫たちは猫同士のコミュニケーションではあまり鳴かない。尻尾の形など,ボディランゲージで交信し合うからだ。
猫が人間に対してよく鳴くのは人間とコミュニケーションをとるためだという。
人語のような鳴き声をするのは,人間に気持ちを伝えるための猫側の努力なのだろう。
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