神保町で『道教と東南アジア華人社会』と"History of Nepal"購入
日本工業大学まで出かけてきたのだが,同大学は神田神保町という本好きにとっては天国のようなところにある。
仕事を終えた後で,東方書店と北沢書店を回って,結局それぞれで1冊ずつ本を買ってしまったわけである。
中国書専門店である東方書店では同書店が出版元となっている書籍,坂出祥伸『道教と東南アジア華人社会』を,洋古書専門店である北沢書店ではインドでリプリントされたDaniel Wright "History of Nepal"を購入。
趣味の本とも言えるが,老生は東南アジア各国とネパールで仕事をしているので,仕事の参考文献と言うこともできる。
まずは,坂出祥伸『道教と東南アジア華人社会』を読んでいるが,中国人を理解するためには「宗族制」というものを理解することが最も大事だというのがわかった。中国大陸だけでなく,世界中の華人社会では,個人でも国でもなく,宗族が主体なのだ。その基盤の上で,儒教も道教も共産党も中国ビジネスも成立している。
アフリカや中東の部族,中国の宗族。これらが今後の社会経済の重要なファクターなのかもしれない。
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