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2018.03.19

航空宇宙軍史|第1次外惑星動乱は2099年6月に始まった

谷甲州『航空宇宙軍史・完全版一 カリスト-開戦前夜-/タナトス戦闘団』は,第1次外惑星動乱の前夜と開戦当時の状況を描いた作品である。第1次外惑星動乱とは,カリスト,ガニメデ,タイタンといった木星と土星の衛星に存在する国家の連合「外惑星連合」と地球=月連合および航空宇宙軍との間で起こった戦争である。開戦時期は2099年6月である。

なぜ,2099年6月に設定されたのか?

それは,本書の解説で吉田隆一が述べているように,木星と土星の距離が近くなっている時期にあたるからである。

一応,ネット上にある太陽系シミュレータ:

太陽系の簡単なシミュレーション 鳳ソフト」
太陽系の天体の位置- STUDIO KAMADA

を使って木星と土星の位置を調べてみた。結果は下の通りである。

20990601planet
(↑)2099年6月1日の木星,土星,地球の位置関係

確かに,木星と土星の距離は短い。

これが例えば,2090年6月1日だったりしたら,どうなるか? その場合,木星と土星は太陽を挟んで反対側に位置することになり,とても迅速な連絡はできなくなる。

数値一つ一つに意味があるというのが,航空宇宙軍史の魅力である。

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