YCAMで演劇鑑賞:マームとジプシー『みえるわ』
この日曜日,ツマとYCAMに出かけ,マームとジプシーによる演劇『みえるわ』を観てきた。
川上未映子の詩をもとにした一人芝居。演出は藤田貴大,演ずるは青柳いづみ(参考)。
1月末から全国11会場を回っているらしいが,YCAMでは川上未映子の
「先端で,さすわ さされるわ そらええわ」
「治療,家の名はコスモス」
「水瓶」
の3つが演じられた。
アンティーク調の家具で飾られた若い女性の部屋らしき空間で,青柳がヒグチユウコらがデザインした衣装をまとい,川上未映子の詩を諳んじていく。そのうちに徐々に憑依され,エキセントリックさを増していくかのような感じが良かった。
詩の表現と青柳の声質・語り口が見事に調和している。
それにしてもあんな長い詩,よく覚えられたものだ。
ちなみに,3月2日からのYCAM爆音映画祭2018特別編の準備のために訪れていたらしいboid主宰・樋口泰人氏も会場にいた。山口でもこのYCAMの存在する一角だけ東京某所のようになっている。
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