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2018.02.25

YCAMで演劇鑑賞:マームとジプシー『みえるわ』

この日曜日,ツマとYCAMに出かけ,マームとジプシーによる演劇『みえるわ』を観てきた。

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川上未映子の詩をもとにした一人芝居。演出は藤田貴大,演ずるは青柳いづみ(参考)。

1月末から全国11会場を回っているらしいが,YCAMでは川上未映子の

「先端で,さすわ さされるわ そらええわ」
「治療,家の名はコスモス」
「水瓶」

の3つが演じられた。

アンティーク調の家具で飾られた若い女性の部屋らしき空間で,青柳がヒグチユウコらがデザインした衣装をまとい,川上未映子の詩を諳んじていく。そのうちに徐々に憑依され,エキセントリックさを増していくかのような感じが良かった。

詩の表現と青柳の声質・語り口が見事に調和している。

それにしてもあんな長い詩,よく覚えられたものだ。

ちなみに,3月2日からのYCAM爆音映画祭2018特別編の準備のために訪れていたらしいboid主宰・樋口泰人氏も会場にいた。山口でもこのYCAMの存在する一角だけ東京某所のようになっている。

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