『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』が出た件
先ごろ,岩波文庫からチベット仏教関連書籍として『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』が出た。是非もなく購入。
訳者はまたもや今枝由郎先生。チベット仏教関連の翻訳と言ったらこの人ですね。
岩波文庫に入っているチベット仏教関連書籍としては,ソナム・ギェルツェン著・今枝由郎監訳『チベット仏教王伝』(参照),中川和也訳『ユトク伝 チベット医学の教えと伝説』(参照),今枝由郎訳『サキャ格言集』(参照)などがある。うちの本棚にはこれらの他に,次の2冊も鎮座している:
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これらもまた,今枝由郎先生による訳書。
あとは中沢新一訳の『虹の階梯―チベット密教の瞑想修行』(中公文庫)や川崎信定訳の『原典訳 チベットの死者の書』(ちくま学芸文庫)もうちの本棚に入っている。あとは法蔵館から出ている雑誌「仏教」のチベット仏教特集号もある。
今まで,チベット仏教関連書籍を結構読んできたなあ,と振り返りつつ,今日からは『ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝』を読まねば。まあ,たくさん読めばいいってもんじゃないのは承知の上だが。『ドゥクパ・クンレー伝』にはこう書かれている:
教えを聴いても,物事の本質を瞑想しなければ
食料庫がいっぱいなのに餓死するようなものである。
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