スティーブ・シルバーマン『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』を読む
世の中は大晦日だが,時節と関係のない本を読んでいる。
スティーブ・シルバーマン『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』(ブルーバックス)だ。
講談社ブルーバックスに入る翻訳書は例外なく良い本が多い。
本書で取り上げられる自閉症を含め,脳機能障害と言われているものは,今や「脳多様性 (Neurodiversity)」という枠組みで捉え直されつつある。個性と障害の境界は無く,程度の違いとして考えるべきものとなったわけである。
以前,こういう本を読んだが,これも興味深かった。
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