『物類称呼』:「こま」とは猫の呼称
『物類称呼』で発見したことなのだが,「こま」とは猫の別称らしい。
「飼猫を東国にて とら と云。こま といひ 又 かな と名づく。 <中略> 和名 ねこま 下略して ねこ といふ 又 こま とは ねこまの上略なり」(『物類称呼』岩波文庫,33頁)
つまり,猫は「ねこま」と称され,それが省略されて「こま」と呼ぶことがある,というわけである。
我が家のお猫様は「おこま」,すなわち「こま」という名である。つまり,老生らは猫を猫と名付けたということか。
↑我が家のおこま嬢ご近影
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 小池正就『中国のデジタルイノベーション』を読む(2025.01.06)
- 紀蔚然『台北プライベートアイ』を読む(2024.09.20)
- 『ワープする宇宙』|松岡正剛に導かれて読んだ本(2024.08.23)
- Azureの勉強をする本(2024.07.11)
- 『<学知史>から近現代を問い直す』所収の「オカルト史研究」を読む(2024.05.23)
「猫」カテゴリの記事
- 愛猫オリセちゃん3歳に!(2022.12.14)
- 久々に記事を書く(2022.10.29)
- おこま三回忌法要(2022.02.21)
- オリセちゃん2歳に(2021.12.26)
- 11月の月忌法要(2021.11.11)
コメント