NHKで『眩(くらら)~北斎の娘~』を観た
老生にとって,北斎の娘・葛飾応為(おうい)ことお栄のイメージは杉浦日向子の『百日紅(さるすべり)』で形成されていた。
あっさりとした顔立ちで,肩の力が抜けた感じで・・・。
今回,NHKのドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』(原作:朝井まかて)を見ていたら,イメージが一新された。宮崎あおいの演技力もあるのだろうが,もっと男っぽい画業一途な人物へと変化した。Wikipediaには「男のような気質で任侠風を好み」と記されており,今回のドラマはこの人物像に近い。
偉大な浮世絵師の娘,というのは作家たちの興味を引くらしく,カナダの作家,Katherine Govierもまた,お栄についての作品"The Ghost Brush"を上梓している。
↑表紙がかっこいい。
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