9月に出たWIRED Vol.29のテーマはアフリカ。
ワイアード日本版のエディター3名がアフリカ各地に派遣された。カメラマンもインタビュー対象も現地調達で―という条件付きで。
かつてブライアン・イーノは「コンピューターにはアフリカが足りない」と言ったのだそうだ。
では今,アフリカとICTの関係はどうなっているのだろうか?
本誌を読んでみると,アフリカ各地でのICTの急速な発展に驚かされる。特にルワンダ。
ルワンダと言えば,1994年の大虐殺のことが真っ先に思い浮かぶ。そういえば『ホテル・ルワンダ』という映画を見たなぁ。
しかし,今や「アフリカで最も安全な国」(ギャラップ,2015年),「アフリカで最もビジネスがしやすい国」(World Bank,2017年)と激賞されている。
「先進国が100年かけて発展させてきたテクノロジーを,わたしたちはいますぐに使うことができます」とはルワンダのモバイルソリューションカンパニー HeHe Labsの創業者・クラリス・イリベギザの言。そういえば,HeHe Labsって今年の4月にDMM.comが完全子会社したのだった(参照)。
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