インラック前首相の逃走経路
ラオスにおりますが,タイの話題。
まずは前置き。
NHKの海外向け放送で「おんな城主直虎」を観ていたのだが,今日は気賀ジェノサイドだった。2週にわたって過酷な内容。
そのあともNHKを引き続きつけっぱなしにして仕事をしていたら,週刊こどもニュースか何かをやっていて,「微笑みの国タイ」とかいうテーマでなにやらタイの政治についてのお話が始まった。で,ワチュラロンコン国王やプミポン前国王の写真が出てきた途端に画面が真っ白になり
"Programing will return shortly"
という文字が出てそのままの状態に。これは多分,タイ当局による規制ですな。いまもまだ戒厳令下ですからね。
さて,ようやく本題。
8月25日に最高裁判所に出廷するとか言っていたインラック前首相だが,結局姿を見せず国外逃亡した模様。
バンコク週報の記事によれば,カンボジアとの国境に面するトラート県チャーン島からヘリコプターでカンボジアの首都プノンペンに脱出,プノンペンからさらに空路でシンガポールに逃げた模様。今頃はたぶん,タクシン兄貴のいるドバイにいることだろう。
ずいぶん簡単に国外逃亡しているが,ひょっとしたら厄介者払いということで,現政権も黙認していたのかも。
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