ナンガ・パルバットにてアルピニスト2名行方不明
先月に報道されて以来,続報がない:
「パキスタンの『人食い山』で登山家2人が行方不明」(AFP, 2017年6月28日)
ナンガ・パルバットはヒマラヤ山脈(パキスタン領内)に属する山。標高は8125 mで世界第9位。
ウルドゥー語で「裸の山」という意味だが,なぜかというと,周囲に高い山が無いため。
初登頂は1953年7月3日。ヘルマン・ブールによる。冬期の登頂はなんとつい最近,2016年2月26日に達成された。
初登頂まで30名以上の登山家が命を落としたといい,そのため,「人食い山」とも称される。
南側は登攀が困難なことで知られ,かの有名な登山家,ラインホルト・メスナーとその弟ギュンターによって,1970年に初登攀された。ちなみにギュンターは下山時に雪崩で命を落とした。
登山自体とは関係ないが,2013年6月23日には"2013 Nanga Parbat massacre"という(テロ?)事件が起きている。ナンガ・パルバットのベースキャンプに滞在していたトレッカーら11名がテロリスト16名(タリバン系と言われている)に襲撃され,死亡したという事件である。この山自体も危険だが,山のある地域もまた危険極まりない。
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