右田ヶ岳に登ってきた
新幹線で防府を通過するたびに車窓から見える,あの切り立った山が気になっていた。
右田ヶ岳という。
このGW後半,登ってみることにした。
右田ヶ岳に登るためにはいくつかの登山口があるのだが,代表的なのは勝坂登山口、天徳寺登山口、塚原登山口の3つ。
この山に関しては今回が初登山なので,比較的楽だと紹介されている塚原登山口から登ることにした。
標高426メートルということで,少しなめていた。
実際に上ってみると結構ハードだった。
まずは雑木林で安心させて,
林を抜けると頂上まではまだまだ遠いことがわかり,少しがっくりさせる。
そして,途中からは岩だらけの道。
さらに巨石群が屹立して,登山客を阻む。
そんなバラエティに富んだ艱難辛苦を乗り越えて,ようやく頂上に。
はためく日の丸のもと,巨岩の向こうには防府の街並みや瀬戸内海が広がる。
眺望絶佳とはこのこと。苦労して山頂にたどり着いたという達成感がある。
それにしても他の登山客の健脚ぶりには驚いた。うちの親ぐらいの人々がいとも簡単に上り下りしている。こちとらまだまだ修行が足らん。
右田ヶ岳は萩往還と佐波川という2大交通路を睥睨する交通の要衝。かつて大内氏の家臣の右田氏がこの地を抑えていたという。
標高の割には急峻な地形で,眺望の良さもあって県外の登山客も多く訪れるとのこと。上級登山者のトレーニング拠点としても人気が高いという。
そんなところに,いきなり挑んだわけであり,苦労するのも当然。今回は塚原登山口から登ったわけだが,より険しいという他の登山口からも登ってみたいものである。
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