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2017.05.06

【フォトグラファー無宿?】『ホームレス ニューヨークと寝た男』を見てきた

YCAMで『ホームレス ニューヨークと寝た男』(トーマス・ヴィルテンゾーン監督 2014年)を観てきた。


Homme Less Trailer from Filmfestival Kitzbühel on Vimeo.

ニューヨークで活躍するファッション・フォトグラファーであり、家や家族を持たないというミニマリズムを貫くスタイリッシュな男、マーク・レイを追ったドキュメンタリー。

と思ったら違った。

今述べたような部分はある。ファッション・ウィーク中、連日のように、マークは精力的にモデルたちに声をかけ、フォトシューティングを繰り返す。睡眠時間を削りながら選び抜いた一枚をプリントし、マーク・ジェイコブズの事務所に届ける。バリバリ働いている。カッコいい。フォトグラファー無宿という別タイトルを進呈したいと思ったぐらい。

それが中盤以降はジョージ・クルーニーばりのロマンスグレーの男が強がりと弱音を繰り返す面白ドキュメンタリーへと変わる。マークの発言に揺れが生じるようになってきたあたり、それだけ監督のトーマスとマークとの距離が縮んできたということだろう。

貧困がテーマではあるまい。もしそうだったらマークの経済事情にもっと踏み込んだはずだ。

マーク・レイという、ニューヨークに魅せられて離れられなくなったまま歳を重ねた男の姿を、50代という、まだ事態が悲劇にならないうちに写しとったのは、実は重要なことなのではないかと思う。

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