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2017.03.31

パタンのダルバール広場

カトマンズ周辺にはダルバール広場がいくつもある。

ダルバールとは王宮のことらしい。なぜ,いくつも王宮前広場があるのかというと,王宮がいくつもあったからである。

かつてカトマンズ盆地にはマッラ王朝が栄えていた。

そのマッラ王朝が15世紀末から17世紀前半にかけて,バクタプル,カトマンズ,パタンの3つの王朝に分裂し,互いに争うようになった。カトマンズ盆地の狭い範囲にそれぞれの王宮が存在していたので,それに応じてダルバール広場も複数存在しているわけである。

さて,カトマンズ中心部から南に移動し川を越えると,パタン地区に至る。今述べた,マッラ王朝の後継王朝があったところで,旧市街とも呼ばれている。

この中心部のダルバール広場に行った時の写真を載せておく。

広場に入るためには外国人は1000ルピー(だいたい1100円)を払わなくてはならない。

Sdsc_0673

2015年4月25日の昼前にネパールを襲った大地震(M7.8)のため,ダルバール広場にあった寺院等,歴史的建築物のいくつかは倒壊した。

そのため,今もなお復旧工事が続いている。

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↑これが,ビムセン寺院 (Bimsen Temple)と呼ばれる寺院である。創建された時期は不明だが,1682年に再建されたという。

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↑これが,旧王宮を正面から撮ったもの

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↑旧王宮の北翼

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↑旧王宮の南翼

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↑旧王宮の中庭

旧王宮は今ではPatan Museumとなっていて,仏教,ヒンドゥー教の美術品が展示されている。

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展示の仕方は結構洗練されているので,一見の価値がある。

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↑先日紹介したターラー菩薩

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↑人体解剖図

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↑美術館の3階からビムセン寺院を望む。

仕事の合間に見物したので1時間程度しか滞在できなかったが,良いものを見た。

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