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2016.09.19

YCAMで映画二本・「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」&「ディストラクション・ベイビーズ」

この祝日,台風が迫り,あまり良くない天気の下,ツマと一緒にYCAMに出かけ,映画を二本観てきた。


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一本目は冨永昌敬によるドキュメンタリー映画「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」。

周囲の人々が言うように,赤塚不二夫という人は,くだらないことに対して真摯に取り組む生真面目な人だったのだろうと思う。その結果,「レッツラゴン」でギャグとナンセンスの境地に達してしまった赤塚不二夫は,自分自身を素材としてギャグを展開するしかなかったのだろう。

証言者の一人として古谷三敏が出てくるのだが,BSフジでやっていた「レモン・ハート」の特番出演時よりもずいぶん矍鑠(かくしゃく)としていた。赤塚との思い出話になると力が入るのかもしれない。

赤塚不二夫の最大の「作品」であるタモリはこのドキュメンタリーの証言者には連なっていなかったが,エンディング曲「ラーガ・バガヴァット」を即興で歌い上げることによって,感謝の気持ちを捧げていたのだのだと思う。


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二本目は今年のロカルノ国際映画祭で新鋭監督コンペティション部門の最優秀新人監督賞に輝いた真利子哲也監督の「ディストラクション・ベイビーズ」。

松山の市街地や三津浜の港を中心に,清々しいまでの暴力の連続。日本映画史上どころか世界映画史上でもこんなにひたすら暴力が続く映画はないのではなかろうか?

Distractionbabiess

柳楽優弥が演じるダークヒーロー芦原泰良は,ほとんどしゃべらず薄ら笑いを浮かべ,暴力をふるい続けるだけ。不気味で良い。

柳楽優弥のみならず,菅田将暉(すだ・まさき)や小松菜奈や村上虹郎(村上淳とUAの息子)といった若手俳優の演技の上手いこと。でんでんの演技もさすがですけど。

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