YCAMにて空族最新作「バンコクナイツ」ジャパンプレミア&爆音上映
YCAMで「バンコクナイツ」を爆音上映することになったので,ツマとともに見てきた。
空族・富田克也監督の作品で3時間超の長編。
バンコクとタイ東北部(イサーン)ノンカーイを舞台に,元自衛隊員のオザワとイサーン出身のホステス・ラック(イン)の交流を描いている。
今年のロカルノ映画祭の国際コンペティション部門で10代の若者が選ぶ「若手審査員・最優秀作品賞」に選ばれた。
登場人物たちの演技力は必ずしも高いレベルとは言えないが,東南アジアを頻繁に訪ねる小生から見れば,東南アジアの空気が良く描かれていると感じた。とくにノンカーイのあたりの田園風景や街並みを見ると,「ああ,これこれ」とヴィエンチャンにいる時の感覚が蘇ってくる。
東南アジアの空気感をより感じさせてくれるのが,バックに流れるイサーンの歌謡,モーラムの調(しらべ)である。爆音調整による音響と館内の湿気を含んだ熱気によって,臨場感は否が応でも盛り上がる。
今回の上映では,爆音上映の仕掛け人,boidの樋口泰人だけでなく,監督の富田克也,主演女優のジョイほか,soi48その他,主要なスタッフが勢ぞろいして舞台挨拶をしていた。
上映後は,監督,主演女優自ら物販を行っており,先日の爆音映画祭並みのお祭り状態になっていた。
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