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2016.09.08

(続)そういえば,ヴィエンチャンでアセアンサミットがあるんだった。

前にも書いたが,ヴィエンチャンでアセアンサミットが開催されているわけである。

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中国がASEAN諸国と中国の結びつきを訴えるプロモーションビデオを流して,ASEAN各国首脳を唖然とさせたり,安倍ちゃんがASEAN各国に対して中国支持に回らないように釘を刺して回ったりして,各国の駆け引きが活発化している。

議長国のラオスは中国の影響を強く受けていることが知られているが,単純に中国べったりというわけでもない。

ラオスは大国の狭間の小国であり,生き残ることが国是である。そのため,特定の国からの影響を受けすぎないようにバランスをとり続けている。

もちろん,社会主義を標榜しているため,かつてはソ連・ベトナムと関係が深かった。しかし,1990年代初めに東欧革命・ソ連崩壊で相次ぎ共産政権が倒れてからは,中国や西側諸国 とも友好を深める「全方位外交」に転換している。

トンシン首相の前任者,ブアソン前首相は急進的な改革路線を掲げ,中国と積極的に付き合っていた。どうもこれがラオス人民革命党の首脳部,とくにベトナムの影響が強い人々の逆鱗に触れたようで,更迭されてしまった。いわばリバランスである。

今回のアセアンサミットならびに東アジアサミット(EAS)では,ホスト国ラオスの首脳部は表面上,中国に対する配慮を忘れないものの,本当のところは別のことを考えているに違いない。

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