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2016.09.02

「障害者×感動」の方程式:Eテレ「バリバラ」のアフタートークは行動経済学の実験だ

どう考えても,愛が地球を救うコンセプトの番組に狙いを定めたとしか考えられない,8月28日放送のEテレ「バリバラ」。実に面白かった。とくに「サライ」を歌いながら終わったエンディングはよかった。だが,本編30分では尺が足りなかった。

8月31日に『「障害者×感動」の方程式』のアフタートークの動画がアップされたのだが,これは本編を補ってあまりある面白い実証実験を行っていた。

寝たきり芸人のあそどっぐがショッピングモールで実験。「あそどっぐ お笑いショー」を実施して投げ銭(本当に投げるわけではない)を求めた場合と「寝たきり障害者に愛の手を」と題して募金を求めた場合とで,どちらが多くのお金を集められるのか,試してみたわけである。

結果は

  • お笑いショー(おもしろい): 2642円(11人から)
  • 愛の手を(かわいそう): 2818円(36人から)

という特徴的な結果がでた。

合計金額では「愛の手を(かわいそう)」の方が大きいのだが,お金をくれた人一人当たりの単価を求めると,

  • お笑いショー(おもしろい): 240円/人
  • 愛の手を(かわいそう): 78円/人

となり,「お笑いショー(おもしろい)」の方が客単価(?)が高い。アフタートークで出演者たちが言っていたように,「お笑いショー(おもしろい)」に対しては対価として支払い,「愛の手を(かわいそう)」に対してはとりあえず持っている小銭を渡した,ということだろうと思われる。

こういう実験は繰り返してみないとはっきりしたことが言えないのだが,行動経済学の実験としてとても面白いものだったと思う。

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で,あそどっぐのネタが良かったかというと…。鈴木おさむが言っていたように一番最初のネタはよかったのだが,二つ目が…。あそどっぐはもっと芸を磨くべき。

あそどっぐのネタの一つをYoutubeから引用してみた:

↑微妙だなぁ

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