Robert Cooper "Our Man in Laos"が面白い
ヴィエンチャンのMonument booksで同地永住者のRobert Cooperが書いた"Our Man in Laos" (Lao Insight Books, 2015)を買った。
Cooperはグレアム・グリーンから着想を得たということで,タイトルはグリーンのブラック・コメディ"Our Man in Havana"(和訳名『ハバナの男』)をもじっている。
ラオスに逃げ込んだ英国人の強盗を時効前に捕まえるべく、元グルカ兵の大佐が派遣されてくる話だが、非常にユーモラスな書きぶりで面白い。
とはいえ小生はそれほど英語力がないため、辞書が常に必要なので面倒なことこのうえない。
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コメント
スパイ小説のパロディのような「ハバナの男」をさらに本歌取りする感じでしょうか。主人公がグルカ族で追われるのがイギリス人というのがPC配慮感ありつつ毒もキツめになってそうですね。
投稿: 拾伍谷 | 2016.08.16 01:56