今日もまた爆音映画祭:「インターステラー」と「プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ」
昨夜、「マッドマックス」の上映前にboidの樋口泰人氏が挨拶の中で、「インターステラー」は好きじゃなかったけど、爆音調整したら良い仕上がりになったという話をしていた。そんなことを聞いてしまったら見ないわけにはいかない。今日(日付変わったので実は昨日,日曜日)もまたツマとともにYCAM爆音映画祭2016に行ってしまった。
「インターステラー」の上映前にやはり樋口泰人氏が挨拶のために登場。昨日と同じ話もしたが、加えて今回の「インターステラー」は爆音映画祭の一つの到達点であるというような話もしていた。ますます期待が高まったわけである。
YCAM爆音『インターステラ―』。ほぼこれでこれまで12年間の爆音の音響が集約された感もあり、何か一区切りついた気分。悲しくもありすがすがしくもある。残り2本は20世紀の音楽の追悼。しかしまだ、監獄の中でフィル・スペクターが生きている。
— boid&爆音上映&爆音映画祭 (@boid_bakuon) 2016年8月28日
・・・で,169分にわたって見てみたところ、やはりこれも素晴らしいとしか言いようのない出来だった。
爆音で聞くと,映画へののめり込み方がけた違いになる。
「繊細に微調整された」爆音によって,我々は今いる場所を忘れ,トウモロコシ畑を襲う砂嵐の中へ,ワームホールの中へ,山かと見紛う大波の中へ,氷に覆われた惑星へ,狂ったように回転する宇宙船へ,ブラックホール”ガルガンチュア”の中心部へと自然に没入してしまうのである。
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「インターステラ―」の感動の余韻冷めやらぬまま,次に見たのが,「プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ」である。
上の「爆音上映&爆音映画祭」のツイートで「残り2本は20世紀の音楽の追悼」とあるうちの一つ,プリンスの全盛期のコンサート映像をまとめた映画である。
コンサート映像は爆音で聞くに限る。臨場感が違う。それにしてもプリンスの盛り上げ方の凄いこと。かつてこういうアーティストがいたのだなぁ。ドラムを担当していたシーラ・Eもかっこいい。
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