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2016.06.25

Brexitの次はスコットランド独立で

Britain voted out.

昨日はBrexitすなわち英国離脱が決まったということで,世界中大騒ぎだった。とくに金融・証券市場は阿鼻叫喚。

というか,残留派と離脱派が拮抗していたことは世論調査で分かっていたのだから,ほぼ50%の確率で離脱する可能性があったわけである。ここまで驚く話だろうか?

とはいえ,歴史的な結果だというのはその通りである。

離脱派の関心は増え続ける移民の数をコントロールしたいということだった。これに対し,残留派は離脱時の経済的な問題を取り上げていた。議論がかみ合わない。残留派は離脱派の関心事に対して正面から向き合っていなかった。これが,敗因の一つだっただろう。

さて,どちらかというと残留派の主張をしていたthe guardianが今回の国民投票の分析結果をまとめている(the guardian "EU referendum: full results and analysis")。

Brexit01
the guardian紙電子版"EU referendum: full results and analysis"より

全体の投票結果はご存知の通りだが,選挙区(自治体)ごとの投票結果をまとめた地図(↓)を見ると興味深いことがわかる。

Brexit02
同じくthe guardian紙電子版"EU referendum: full results and analysis"より

残留派(黄色)と離脱派(青)とで国土が明確に2極化しているのである。

ロンドンや一部の大都市,そしてスコットランドは圧倒的に残留派。そしてそのほかの広大な地域が離脱派となっている。

以前行われたスコットランド独立を問う住民投票の際,スコットランド独立派は独立が成功した場合,EUの一員としてEUとより緊密な関係を持つことを唱えていた。

ここにきて,英国全体がEUから離脱を決めた以上,親EUのスコットランドが黙っているわけにはいかないだろう。すでにスコットランド独立派のリーダーにしてスコットランド自治政府首相の二コラ・スタージョンは第2回独立投票の実施を目指して動き始めている:

"Nicola Sturgeon: second Scottish independence poll highly likely" (Severin Carrell Scotland editor and Libby Brooks, Friday 24 June 2016)

Brexitで終わらない,第2ラウンドが始まろうとしてる。

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