萩で雛人形を見てきた
この休み(建国記念日),萩に出かけてみた。
瀬戸内側の宇部から日本海側の萩までは,小郡萩道路という立派な道路ができたおかげで,1時間少々あれば移動できる。そう遠くない。
萩では今,文化施設で雛人形を飾るイベント「萩城下の古き雛たち」というイベントをやっている。
以前にも訪れたことがある旧久保田家住宅を今回ものぞいてみたのだが,莫大な数の雛人形が飾られていて圧倒された。
この家屋では500体以上の雛人形が飾られているらしい。
珍しいものとしては,享保年間に作られた,通称「享保雛」(久保氏蔵)があった。
お内裏様の指が長い!
お内裏様とお雛様の並びが当世とは逆のように思う方もおられると思うが,旧久保田家住宅で解説してくれた方によれば,昨今の並び方(お内裏様が向かって左側,お雛様が向かって右側)は昭和天皇のご婚礼での並び方に倣ったものであるとのこと。
あと,
(1)お内裏様とお雛様は,関西では御殿形式で,関東では屏風形式で飾られること
(2)三人官女のうち,中央の三方を持った官女は既婚者であること(だから眉をそり落としている)
など,いろいろと解説の方からトリビアを教わった。ありがとうございました。
この旧久保田家住宅では,なぜか随所に市松人形が配置されていた。雛人形を護衛中?
「萩城下の古き雛たち」は4月3日(日)まで開催。
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