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2016.01.11

映画「クリード」見てきたわけで

この休み,シネマスクエア7で「クリード チャンプを継ぐ男」を見てきたわけである。

先に言っておくが,これは傑作である。


じつは小生,「ロッキー」のシリーズが大好きで,第1作「ロッキー」(1976年)から第6作の「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006年)まで繰り返し鑑賞している。ロッキーが栄光と凋落を繰り返しながら老いていくのは,まるで実話のドキュメンタリーのようだ。

「ロッキー5/最後のドラマ」は今一つだったが,それでもロッキー・バルボアの生きざまの一エピソードだと思えば腹も立たない。40年間も同じ人物(ロッキー・バルボア)を演じるというのはもはやこのシリーズが虚構の世界ではなく事実の世界に属するものだということを示している。

「ロッキー・ザ・ファイナル」でロッキーさよならと思っていた小生だが,この冬突如としてそれを受け継ぐ作品が登場した。

それが「クリード」。

まさかの「ロッキー」新章開幕。

「ロッキー」および「ロッキー2」ではロッキーの好敵手,「ロッキー3」では失意のどん底にあったロッキーを支えたトレーナー,そして「ロッキー4」ではソ連のイワン・ドラゴによってマットに沈められ死んだアメリカの象徴,あのアポロ・クリードに息子がいた。その名はアドニス。

アドニスのトレーナーを務めるのはもちろんロッキーである。

アポロとロッキーの魂をアドニスが受け継ぐというのが物語の基調となっている。

続編にありがちな欠陥は見当たらなかった。

老いたスタローンの抑えた感じの演技も良かったし,「ロッキー」シリーズのファンを喜ばせるような細部の演出も良かった(対コンラン戦の会場のアウェー感なんかイワン・ドラゴ戦のアウェー感を彷彿とさせる)。

アドニスのトレーニングシーンはこれまでの「ロッキー」のトレーニングシーンのオマージュとなるようなもので,それでいて「ロッキー」シリーズのパロディーのようにはならず(強いて言えば「ロッキー2」のトレーニングシーンと似ている感じがする),目頭が熱くなるのを感じた。

音楽も良い。コンラン×クリード戦の途中から流れる曲は,あの伝説のテーマをモチーフとしたもので,いやがおうにも雰囲気を盛り立てる。

ボクシングシーンも良いし,曲の使い方もうまく,「ロッキー」シリーズの続編として全く遜色のない作品。

じつにいい映画を見せてもらいました。

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コメント

ヤバい、これは見たくなってきました。

投稿: 拾伍谷 | 2016.01.14 20:58

29歳のグーグラー監督がスタローンを口説き落として作られた映画。

スタローンが「ロッキー」のヒットで無名俳優からスターダムにのし上がったのは30歳の時でした。
ロッキーの人物像をもっともよく知るスタローンはグーグラー監督に的確なアドバイスを与え,映画の演出をサポートしました。

ロッキーがアドニスに40年前の自分を見たように,スタローンもグーグラーに40年前の自分を見たのに違いありません。

投稿: fukunan | 2016.01.19 00:38

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