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2016.01.25

宇部も大雪に見舞われております

御多分に漏れず,この日曜日は宇部も大雪に見舞われており,拙宅の庭もご覧の有様:

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外気温が一日中氷点下というのはめったにないことだと思う。

外出はほとんど無理。本当に西日本は雪に弱い。

どうしようもないので,この雪の中,一日中テレビを見ていた。

録画しておいた「ダウントン・アビー」を見て,「新・映像の世紀」を見て,ニュースを見て。

「ダウントン・アビー」は言うまでもなく,激動の20世紀の中で揺れ動くイギリス大貴族グランサム伯爵家を描いた家族史。舞台となっているハイクレア城が本当にすごい。

「新・映像の世紀」はNHKのウェブページが凝っているわ,山田孝之のナレーションが良いわで,いいところづくめ。さすがNHK。

ニュースで取り上げられていた雪以外の話題で目を引いたのは,

  • 琴奨菊優勝。日本出身力士として10年ぶり
  • 宜野湾市長選,現職再選
  • 岩国市長選,現職再選

といったところか。

日曜日は休日だからまあいいとして,明日は朝から出勤が大変なことになるだろうと予想される。

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2016.01.11

映画「クリード」見てきたわけで

この休み,シネマスクエア7で「クリード チャンプを継ぐ男」を見てきたわけである。

先に言っておくが,これは傑作である。


じつは小生,「ロッキー」のシリーズが大好きで,第1作「ロッキー」(1976年)から第6作の「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006年)まで繰り返し鑑賞している。ロッキーが栄光と凋落を繰り返しながら老いていくのは,まるで実話のドキュメンタリーのようだ。

「ロッキー5/最後のドラマ」は今一つだったが,それでもロッキー・バルボアの生きざまの一エピソードだと思えば腹も立たない。40年間も同じ人物(ロッキー・バルボア)を演じるというのはもはやこのシリーズが虚構の世界ではなく事実の世界に属するものだということを示している。

「ロッキー・ザ・ファイナル」でロッキーさよならと思っていた小生だが,この冬突如としてそれを受け継ぐ作品が登場した。

それが「クリード」。

まさかの「ロッキー」新章開幕。

「ロッキー」および「ロッキー2」ではロッキーの好敵手,「ロッキー3」では失意のどん底にあったロッキーを支えたトレーナー,そして「ロッキー4」ではソ連のイワン・ドラゴによってマットに沈められ死んだアメリカの象徴,あのアポロ・クリードに息子がいた。その名はアドニス。

アドニスのトレーナーを務めるのはもちろんロッキーである。

アポロとロッキーの魂をアドニスが受け継ぐというのが物語の基調となっている。

続編にありがちな欠陥は見当たらなかった。

老いたスタローンの抑えた感じの演技も良かったし,「ロッキー」シリーズのファンを喜ばせるような細部の演出も良かった(対コンラン戦の会場のアウェー感なんかイワン・ドラゴ戦のアウェー感を彷彿とさせる)。

アドニスのトレーニングシーンはこれまでの「ロッキー」のトレーニングシーンのオマージュとなるようなもので,それでいて「ロッキー」シリーズのパロディーのようにはならず(強いて言えば「ロッキー2」のトレーニングシーンと似ている感じがする),目頭が熱くなるのを感じた。

音楽も良い。コンラン×クリード戦の途中から流れる曲は,あの伝説のテーマをモチーフとしたもので,いやがおうにも雰囲気を盛り立てる。

ボクシングシーンも良いし,曲の使い方もうまく,「ロッキー」シリーズの続編として全く遜色のない作品。

じつにいい映画を見せてもらいました。

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2016.01.10

(続)智慧の言葉

サウジとイランのもめ事をイラン側の報道を通して見ているのだが,そのついでに,イラン国営ラジオのサイトに掲載されている「今日の言葉」を読んでいる。

「視野の狭い人間と言い争うことは,無知や愚かさのしるしである」 (シーア派3代目イマーム,ホサイン

これは2015年10月23日に掲載されたもの。

話す相手を選ぶということは立派な人間として振る舞うための一つの習慣である。日本でも類似したことわざとして,

「君子危うきに近寄らず」

というのがあるが,こちらは由来不明である。孔子の言葉のように見えるが論語などには出ていない。

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2016.01.08

智慧の言葉:「愚かな心は,その口に表れる」

サウジアラビアがイエメンにあるイラン大使館を空爆したという話を聞いたので,イラン国営ラジオ (IRIB)のホームページで確かめようとしたのだが,違うところに目が行ってしまった。

このサイトでは「今日の言葉」というコーナーがあって,聖職者らの言葉が紹介されている。

タイトルに挙げたのもその一つで,シーア派11代目イマームのハサン・アスキャリーの言葉である。昨年の12月20日に掲載された。実に深い。

ちなみに1月6日の言葉は預言者ムハンマドのもの:

知識の探求は,全ての人間に課された義務である。まことに神は,学ぶ者を愛される。

小生はこういう言葉を集めるのが割と好きで,以前紹介したトルストイの<<КРУГ ЧТЕНИЯ>> (読書の輪)もそうだし(参照),およそ10年前に本ブログで取り上げた「サキャ格言集」もそうである。

預言者ムハンマドはこうも言っている:

最も賢い人間とは,他人の知識を取り入れる人である

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2016.01.07

八色の姓とビザンツの爵位制度

吉村 武彦『蘇我氏の古代』を読んでいて,たびたび登場するのが「八色の姓(やくさのかばね)」という身分秩序である。

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「八色の姓」というのは天武天皇が684年に制定した「真人(まひと),朝臣(あそみ),宿禰(すくね),忌寸(いみき),道師(みちのし),臣(おみ),連(むらじ),稲置(いなぎ)」の8つの姓の制度のことである。

もちろん,これ以前にも臣,連のほか,伴造(とものみやつこ),国造(くにのみやつこ),県主(あがたぬし)というような多数の姓が存在していた。それら従来の姓は「八色の姓」の制定に伴って急に廃止されたわけではなく,両者は併存していた。

大事なことは臣,連のような従来の姓の上に新たな4つの姓が制定されたことである。

Wikipediaの記述にはこうある:

「従来から有った、臣、連の姓の上の地位になる姓を作ることで、旧来の氏族との差をつけようとしたという見方もできる」

「八色の姓」の事例のように,従来の身分秩序に手を付けずに新たな身分秩序を制定することによって,身分秩序の再編を行うやり方としては,ビザンツ帝国アレクシオス1世の爵位制度改革が挙げられる。

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この爵位制度改革については根津由喜夫『ビザンツ 幻影の世界帝国』が簡潔に述べているが,より簡単に述べると次のようなことになる:

アレクシオス1世以前,ビザンツ帝国の爵位は次のようになっていた:

  1. カイサル(=副帝)
  2. セバストス(=尊厳者<アウグストゥス>)
  3. ……

アレクシオス1世即位前はセバストスの位を持つ者はアレクシオス1世を含め3名しかいなかった。

しかし,アレクシオス1世は即位後,気前よくセバストスの位を周りのものに与えた。この爵位濫発によりセバストスの価値は希薄化。

続いてアレクシオス1世はセバストスの上位の爵位「プロートセバストス(第一のセバストス)」を制定し,弟に与えた。

これにより,身分秩序は次のようになった:

  1. カイサル
  2. プロートセバストス
  3. セバストス
  4. ……

アレクシオス1世は兄や義兄といった身内の序列を調整するためにさらに新たな2つの爵位を制定した。それが,「カイサル」の上位になる「セバストクラトール(セバストス+先制者)」と「カイサル」とほぼ同等の「パンヒュペルセバストス(いとも至高なるセバストス)」である。

こうして出来上がった身分秩序は次の通りである

  1. セバストクラトール
  2. カイサル
  3. パンヒュペルセバストス
  4. プロートセバストス
  5. セバストス
  6. ……

こうしてカイサルやセバストスといった従来の爵位の価値は低下した。

天武天皇の「八色の姓」にしてもアレクシオス1世の爵位制度改革にしても,姓や爵位のはく奪や降格のような乱暴なことをせずに新たに身分秩序を構成し直せるうまいやり方だと思う。

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2016.01.06

今週のRedstone Diaryのお言葉

2001年以来,"Redstone Diary"を愛用しているのだが,ことしのDiaryは"Therapeutic"がテーマである。

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このDiaryではテーマに沿った絵画・写真・イラストが毎週掲載されているのだが,今週(2016年1月4日~10日)の絵画は清朝の医書の挿絵が掲載されている。

その挿絵の上部に記されている言葉:

問失力如何曰
宜正坐使両拳
於左右尽力按
膝而運叩歯嚥
液能補神氣力
無不足者也

以下は小生の訳:

【問】 力が出ないのですが,どうしたらよいのでしょうか?

【答】 落ち着いて正坐し,両手の拳を使って力を入れて両膝を揉んでください。そして,歯を噛みあわせ,つばを飲み込んでください。こうすれば神気が補われ,力が出ないということはありません。

「叩歯嚥液」というのが良くわからなかったのだが,調べてみたら,中国医学では叩歯(こうし)という口腔ケア方がある。上下の歯を噛みあわせることが健康法の一つであるとか。

そして嚥液というのはつばを飲み込むこと。中国医学では両方合わせて「叩歯嚥津」ということが多いらしい。

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QRコードのアプリが作動するビル

年末,東京の赤坂見附付近に泊まっていた。

近くのAKASAKA K-TOWERというビル(鹿島建設が立てたらしい)の外観が面白かったので,写真に撮ろうとしたところ,携帯電話のQRコードのアプリが起動したので驚いた。

Akasakaktower

どうも外観の格子状の模様がQRコードのように認識されるらしい。

これを利用して,都市の景観で情報発信ができるのではないかと思った。

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2016.01.05

今年も久能山東照宮に

あけましておめでとうございます。

今年も実家のある静岡に帰省し,久能山東照宮に初詣に行ってきた。

元日の正午あたりに詣でたところ,まあまあのにぎわい。

Toshogu01

例によって東照大権現様の霊廟に手を合わせてきたわけである。

霊廟のすぐそばに「金のなる木」と称される大木があったのだが,昨年10月に危険防止のため切り落とされてしまった。

それでもご利益を求めて,切り株には小銭が乗っけられている。

Kane


こっち(↓)は切り倒された部分。チョークで切り倒された日付が書かれている。

Kane02

「平成27年10月30日」

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