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2015.12.10

WIRED,まだ読み終わっていないのに新しい号が出た

"WIRED"誌のことだが,前号(Vol. 19, 特集「ことばの未来」)を読み終わっていないというのに,新たな号が出てしまった。

うちのツマが買ってきてくれた。

今回の特集は2つ,「What A.I. wants 人工知能はどんな未来を夢見るか」と「Wired City 未来都市TOKYOのゆくえ」だ。

WIRED VOL.20 (GQ JAPAN 2016年1月号増刊)/特集 A.I.(人工知能)WIRED VOL.20 (GQ JAPAN 2016年1月号増刊)/特集 A.I.(人工知能)

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特集2つでボリュームも2倍以上,そして値段も税込1,200円と普段の2倍以上。

いつもより分厚いWIREDだが,果たしてVol. 19とともに今年中に読み切れるか?

WIRED VOL.19 (GQ JAPAN 2015年12月号増刊) /特集 ことばの未来WIRED VOL.19 (GQ JAPAN 2015年12月号増刊) /特集 ことばの未来

コンデナスト・ジャパン 2015-11-10
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とりあえず,読んだのが,読切SF漫画「シンギュラリティ・ロック」(by うえむら)と「The Mystery of Go 囲碁という謎 コンビューター最大の敵に挑んだAIの物語」(by Alan Levinovitz)だ。

前者は吾妻ひでお(あじま先生)を髣髴とさせる絵柄で,AIが人間の能力を超え始めた時代(「シンギュラリティ」への到達)を描いている。とくに明確な結論は無いのがかえって良い。

後者は「二人零和有限確定完全情報ゲーム」(チェス,将棋,チェッカー,オセロ等々)中,最大にして最後の難問と言われる囲碁に挑んだAI "Crazy Stone"の挑戦記である。コンピュータ囲碁選手権の会場は電気通信大学で,同大学の良い宣伝になっている。大学の広報戦術を考えると,こういうWIRED取り上げられるような行事をやらないといかんのだな,と思う。

コンピュータ囲碁といえば,昔,バーリカンプ『囲碁の算法』というのを読んだのだが,現在のAIはそれとは違った方向に進化してきたらしい。

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