ハインリッヒの法則
労働災害の分野には「ハインリッヒの法則」というものがある。
1つの重大事故の背後には29の軽微な事故が,さらにその背後には300の異常(通称「ヒヤリ・ハット」)が存在する,という経験則である。
この法則をもとによく言われるのが,「ヒヤリ・ハットを潰していけば重大事故を防ぐことができる」,「ヒヤリ・ハットが繰り返されると,いずれ重大事故が発生する」ということである。
小生が会社員だったころ,毎週,安全昼礼というものがあり,社内で発生したヒヤリ・ハット事例とその対策の紹介が行われていたものである。
さて,先日,新幹線「こだま」で広島から新山口まで移動した。広島を出たとたんに眠くなり,居眠りを始めたところ,頭上から「バーン」という音が。
何事かと思って目を覚ますと,天井の照明カバーが外れてぶら下がっていた:
対した実害はなかったが,すこしヒヤリ・ハットしたわけである。
間もなく車掌が来て照明カバーを取り付けなおしたので,この件はこれで終わりとなった。
だが,こういうことが何回も続いたら,おそらく無事故を誇ってきた新幹線も重大事故を起こすのではないかと思った次第である。
まあ,杞憂というやつでしょうけどね。
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