UBEビエンナーレを見てきた
第26回UBEビエンナーレが開催されているので,常盤公園まで出かけて見てきた。
30か国266点の応募作品から選りすぐられた力作ぞろい。
気に入った作品を写真で紹介する。

クオ・クオ・シャン(台湾) <廻響/Echoes>
ステンレス,ガラス,LEDライトで作成。山口県立美術館賞を受賞した。水のしずくと,それらが水面に落ちるときの音をイメージしたという。


戸田祐介(埼玉県) <水土の門―II / 天地を巡るもの>
黒御影石とステンレスで作成。宇部マテリアルズ賞を受賞。このモコモコしている煙みたいなところが良い。


西澤利高(神奈川県) <UNTITLED>
この大理石の質感が素晴らしい。ねじれながら貫通する一本のラインは作家の子供の背の高さに合わせて設計したという。古代の生物が化石化して埋め込まれているようで良い。山口銀行賞受賞。

谷口顕一郎(ベルリン,北海道) <宇部市のための凹みスタディ>
鉄製の彫刻。宇部市の市街地地図を1/4000スケールで鉄板上に切り取り,蝶番をつけて折りたたんだもの。受賞は逃したが,二次元の地図を折りたたんで層状の立体を作るという発想はいいと思う。UBEビエンナーレなので宇部市の地図を使ったというのが直接的過ぎたか?

↑作家による作品解説
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