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2015.08.13

図書館戦争:松阪の陣

先ほどから物凄いスコールに見舞われているヴィエンチャンから日本の話題をお送りします。

松阪市長が図書館改革(民間の資金とノウハウを活用するPFI方式ってやつとか,指定管理者制度とか)を掲げつつも議会の抵抗に遭い,議会リコール運動も失敗し,辞職することになったそうで:

松阪市長が辞表提出 市議会リコール不成立」(中日新聞,2015年8月13日)

あれですね。武雄市の樋渡(元)市長がやっていた,図書館をツタヤに運営させるというモデルを実現しようとしたら抵抗にあったという話ですね。

地方自治体においてもコスト/ビネフィットの意識は必要。PFI方式というのも有り。しかしながら,図書館本来の機能というものを忘れてはいけない。例えば,単純に利用者の要望だけに応えていくと,図書館の中は面白いだけの本ばかりになって,啓蒙的機能もアーカイブ機能も失われてしまう可能性がある。

子供が欲しがるからと言ってお菓子ばっかり与えていたら体壊すわけです。図書館のような組織には,カスタマーファーストを掲げつつも,カスタマーを善導する機能も要求されるわけです。

じっさい,武雄市の図書館では,雑誌のバックナンバーがないとか,来館者増にもかかわらず貸出数が比例して増加していないこととか,図書館本来の機能が低下しているのではないかという疑問が出ている。

そういえば,樋渡元市長,今何をしているんだっけ?と思ったら,ツタヤ関連企業に天下っておられたとのこと:

衝撃事実発覚 あの樋渡前武雄市長がツタヤ関連企業に天下り!」(週刊朝日,2015年8月12日)

天下りの話の方が本当は大事だが,それよりも,小生とほぼ同じ年とは思えない老け方には驚愕を禁じ得ない。

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