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2015.06.05

「天使の声」シャーロット・チャーチ,「反緊縮財政」運動に加わる

1998年,シャーロット・チャーチ(Charlotte Maria Church)は12歳で歌手デビューした。そのデビューアルバム"Voice of an Angel"は全世界で1000万枚を売り上げ,シャーロットは一躍,天才少女歌手として脚光を浴びることとなった。

しかしある時期を境にシャーロットの生活は乱れ始め,やがて彼女はタブロイド紙のゴシップ記事の常連になっていった。天才少女歌手からビッチへの変貌である。

ところが,事態はそれだけでは終わらない。

シャーロットは今新たに社会運動家へと変貌を遂げつつある。ガーディアン紙がこのように報じている:

"Charlotte Church says she would pay tax at 70% to protect public services" (by Peter Walker, The Guardian, June 4, 2015)

英国のキャメロン政権は緊縮財政の名のもと,社会インフラや教育への投資をカットし続けている。

これに対し,反緊縮財政運動(Anti-austerity campaign)が広がりつつあるが,シャーロットもまたそれに加わるということである。

英国の一部メディアは彼女のことを"a prosecco socialist",すなわちワイン片手に社会活動を行う偽善者と皮肉っているのだが,これまでゴシップでたたかれてきたシャーロットがその程度の批判に負けるわけがない。

彼女は言う:

"I have paid all my tax since I was 12 years old, and I would certainly be happy if the rate was 60% or 70%. I wouldn’t move away, I wouldn’t have an offshore account."
「私は12歳から税金を払ってきているし,もし税率が60~70%になったとしてもうれしいぐらいだ。私は逃げないし,海外に口座を作るようなこともしない」

政府は教育や国民保健サービスに資金を投じるべきであり,そのためなら税金が高くなっても構わないと彼女を主張する。

シャーロットの舌鋒は鋭く,キャメロンのことを女性嫌いの低俗な奴とケチョンケチョンにけなしている。

シャーロットは6月20日にロンドンで実施される反緊縮財政行進に参加するとのこと。

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