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2015.04.02

AIIB: 亜州基礎設施投資銀行の件

さしあたってはADB(アジア開発銀行,Asian Development Bank)の強力なライバルになると目されているAsian Infrastructure Investment Bank (亜州基礎設施投資銀行,AIIB)のことだが,4月1日時点で31の国が創設メンバー(Prospective Founding Members (PFMs))として調印済み,23の国・地域が創設メンバーとしての参加を表明している。4月15日あたりで創設メンバーが確定するようだ。

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公式ホームページ(http://aiibank.org/)を除いてみると,調印済みの31か国とは

Bangladesh, Brunei, Cambodia, China, Germany, India, Indonesia, Jordan, Kazakhstan, Kuwait, Laos, Luxembourg, Malaysia, Maldives, Mongolia, Myanmar, Nepal, New Zealand, Oman, Pakistan, Philippines, Qatar, Saudi Arabia, Singapore, Sri Lanka, Switzerland, Tajikistan, Thailand, United Kingdom, Uzbekistan, Vietnam

のことである。

フィリピンやベトナムなど,中国ともめ事を抱えている国も入っている。あと,台湾(Chinese Taipei)も参加を表明しているので,政治的対立は政治的対立として脇に置いておいて,経済的には協力し合おう(あるいはおこぼれに与ろう)という国があることがわかる。付け加えれば,イスラエルも参加表明している。

イギリス,フランス,ドイツなど,ヨーロッパ各国が大量に流れ込んだ背景にはASEAN各国からの働きかけがあったというが,ニュースソースを忘れてしまった。でもそういうことだろうと思う。ヨーロッパ各国はもはや中国/ASEAN市場にしか活路を見いだせない。

日米はそろって参加しないわけだが,今後どう振る舞うのだろうか? 私たちは歴史の転換点を見ているのかもしれない。

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